市民講座
尾張ひとまちネットでは市民講座を開催することとしました。主に会員向けのセミナーとして開催しておりますが、会員外の方にもご参加いただきたく、市民講座としました。
ふるってご参加をお願いします。あわせて介護保険の現場での声もお聞かせ頂ければ幸いです。
申込はFAX・電話・Eメールなどでご連絡ください。(予約なしでも可ですが、できるだけご連絡ください)
「介護保険の最前線から」 - パネルディスカッション -
プログラム 開会 セミナー:介護保険の最前線から パネリストからの報告 現状の課題と今後に向けて コーディネーター:来島修志さん (日本福祉大学高浜専門学校) 研究報告「障害を科学する・バリアフリートイレ」:TOTO機器 |
○コーディネーター 来島 修志 さん (日本福祉大学高浜専門学校) 介護保険がスタートして1年半になります。導入当初は、「サービスは十分用意されてるの?」「利用しやすいの?」「要介護認定?公平公正に判定してもらえるの?」などといった心配の声がたくさん聞かれました。とにかく新しい制度なので知らないことがいっぱいあり、利用者もサービスを提供する側も、みんな不安を感じていたことと思います。 さて、今、利用者の方たちは何に満足し何を不満に感じていらっしゃるのでしょう?これから利用するかもしれない被保険者の方々はどんな不安や期待を抱いていらっしゃるのでしょう?ケアマネジャーさんをはじめとするサービス提供者の方々は、どんな問題を考えているのでしょう? このパネルディスカッションでは、介護保険のサービスの種類や量、利用のしやすさ、利用者さんの意識の変化、要介護認定の問題、そしてサービスの質すなわち中味の課題などについて、最前線でご活躍のパネリストの方々から報告を受け、後半はみなさんとともにディスカッションしてみたいと思います。 |
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○パネリスト 井田 真夕美 さん(岩倉市保健センター ― 作業療法士 ―) 1.岩倉市保健センターでの作業療法士の仕事
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○パネリスト 西村 陽子 さん(株式会社 ジェネラス ― 作業療法士 ―) 介護保険下の訪問リハビリ 介護保険が施行されて、1年半が経過した。私共の会社でも訪問看護ステーションを中心にサービスを行ない、現在利用者数は200名をこえています。この中には、サービスの利用がうまくいった例と、そうでない例とが出てきています。(下記参照) これには、サービスを提供する側の質の問題、サービスの費用に関する問題なども関係してはくるが、やはりうまくいっている例は、関係各所(違う職場、大勢の関わり)の連絡が密であったこと(カンファレンスなど)が一番なのではないかと考えられる。 独居の方や痴呆症状をかかえる方等、困難事例に関しても、同様のことがいえると考えられる。
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○パネリスト 武山 尚美 さん ( たけやま介護プランニング ) ○ディスカッション「言いたい放題」 ・ドクターは福祉職にとって言いたいことが言いづらい。 ・現場の立場から思うのは、ケアマネは何もやってくれていない。 ・施設内で痴呆性老人を見ていると、普段は自分の名前も言うことができない人が、ケアマネージャーを前にして、自分の名前を言っていることがある。普段と雰囲気が違うことを感じ取っているようだ。 初回訪問調査の時、痴呆性老人のふだんの様子が違っていても、施設内では看護婦等が助言できる。在宅の場合、普段の様子は家族から話を聞くと思う。痴呆性老人がいつもと状態が違うという時に、ケアマネージャーの訪問調査になることもあると思うが、初回訪問調査は1回だけか?(2回、3回と足を運んで、初回訪問調査をするのか?) ・例えば在宅で家賃をやっと払っているような低所得の人で、介護保険料(サービス利用の自己負担分)が支払えない。しかし日常生活で、1日中何かしらの介護を必要とする場合、介護サービスは受けられるのか?また支払えない介護保険料はどうなるのか? ・現場では事務量が多い、報酬額が低い等と聞こえてくる。 ・ヘルパーとの相性も介護の重要な要素と思う。自分の介助者は自分で選びたい。ヘルパーさんの情報公開が必要。人気ランキングなど。 ・在宅サービスは多くの人が必要とするサービス内容だが、断片的なため、日常の生活にはきめ細かくは応えられない。もう少し柔軟に、時には拡大解釈も必要。 |